⑧決済・新築分譲住宅の引き渡しを受ける
いよいよ最終ゴール。新築分譲住宅の引き渡しを受けるわけですが、引き渡しを受ける前に、住宅売買代金をお支払いしなければなりません。このことを「決済(けっさい」と呼びます。住宅ローンを借りて、新築分譲住宅を購入する場合の決済場所は、銀行や信用金庫です。住宅金融支援機構のフラット35は窓口になる店舗を有していないので、買主が主に利用している銀行や信用金庫の場所をお借りして、決済を行います。
決済の出席者は、一.買主様、二.売主(新築分譲会社)様、三.仲介不動産会社、そして四.司法書士です。ここで初めて「司法書士」が登場しますが、「⑤不動産売買契約を締結する」以降、ひそかに所有権移転登記や抵当権設定登記などの事務作業を進めています。買主様には見えていない作業ですが、不動産仲介会社は司法書士と連絡をとってこれらの登記の準備をしています。司法書士は、不動産仲介会社以外にも、売主様や、金融機関との事務連絡をして、この決済日の準備をしています。
決済日の流れを簡単にご紹介しますと
・司法書士による買主様の本人確認
・司法書士が作成した登記資料への記名押印
・司法書士が住宅ローン金融機関への連絡、住宅ローンの実行
・売主(新築分譲会社)様、不動産仲介会社、司法書士への支払い
を行います。このあと、売主(新築分譲会社)様から鍵の引き渡しを受け、新築分譲住宅の補足説明を受けて、引き渡し完了となります。
まとめ
これが新築分譲住宅を購入するまでの流れですが、不動産取引をしたことがない方にとって、未知な部分も多く、ご不安になることも多かろうと思います。5月31日(日曜日)に内見いただき、その後、買主様にお会いしたのは、6月1日、6日、21日、30日と合計5日間5回になります。私の体感ですが、はじめて新築分譲住宅を内見いただき、その当日、不動産購入申込書をご記入いただける方は約50%。介護事業出身の不動産屋としては、買主様を焦らせるつもりは全くありませんが、当日、特に土曜日、日曜日に不動産購入申込書を提出しなければ、他の購入者様に内見いただいた新築分譲住宅を先約されてしまうことは多々あるでしょう。ましてや新築分譲会社が完成から6か月経過し、売り急いで、値段を下げてきている物件であれば、他の買主に取られてしまう確率は非常に高いのです。
だけど私は、不動産購入者の購入意思が固まってくるのをじっくり待ちたい一方、迫りくる期限と闘いながら、新築分譲住宅をご案内していることを知ってください。今回、長々と書きましたnote(ブログ)がこれ以降、将来、新築分譲住宅を購入する方の一助になることを願ってやみません。
夢のマイホームを、住宅ローンの返済に苦しまないように、新築分譲住宅を購入することをお勧めしていますが、上記のような一連の流れがあります。是非、この機会に眺めていただければ幸いでございます。
取扱会社
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公益社団法人 不動産保証協会
(了)