はじめに
家を買うことは人生の大きな決断です。特に磐田市や袋井市は、静岡県の中でも住みやすい街として注目を集めています。新東名高速道路の開通により、交通の利便性が格段に向上しました。また、自然と都市機能のバランスが良く、子育て世代に人気のエリアとなっています。今回は、この地域で初めて家探しを始める方に向けて、基本的な進め方をご紹介します。
まずは住む場所から考えよう
磐田市と袋井市には、それぞれ特徴的なエリアがあります。磐田駅周辺は、商業施設が充実し、生活利便性が高いエリアです。ヤマハスタジアムの近くは、緑が多く、閑静な住宅地が広がっています。
一方、袋井駅周辺は、新しい住宅地の開発が進んでいます。静岡理工科大学の近くには、若い世代の住民が増えています。月見の里学遊館があるエリアは、教育施設が充実しています。
通勤時間も重要な検討ポイントです。浜松方面へ通勤する場合は、磐田市西部がおすすめです。静岡方面への通勤なら、袋井市東部が便利です。JR東海道線の駅から徒歩圏内なら、雨の日の通勤も安心です。
お金のことを整理しよう
家の購入には、頭金と住宅ローンの返済計画が必要です。一般的に、年収の7倍程度が住宅ローンの借入限度額の目安となります。例えば、年収400万円の方なら、2800万円程度が借入の上限です。
住宅ローンには、金利が変動する「変動金利型」と、金利が一定期間固定される「固定金利型」があります。どちらを選ぶかは、将来の収入や金利の動向を考えて決めましょう。
家の購入には、建物の価格以外にも様々な費用がかかります。仲介手数料や登記費用、不動産取得税などの諸費用は、物件価格の5〜7%程度を見込んでおく必要があります。
物件を見るときのポイント
実際に物件を見学する際は、朝と夕方の2回見学することをおすすめします。日当たりや周辺の交通量は、時間帯によって大きく変わります。
新築一戸建ての場合、完成後の姿をイメージすることが大切です。モデルハウスは理想的な状態で展示されているので、実際の土地での見え方を想像してみましょう。
中古物件の場合は、建物の状態をしっかりチェックします。「インスペクション」という建物の検査サービスを利用するのも一つの方法です。これは、建物の劣化状況や不具合を専門家が調べるサービスです。
磐田市と袋井市は、海岸部と内陸部で地盤の状況が異なります。土地の履歴や地盤調査の結果を確認することも重要です。特に液状化対策は、東日本大震災以降、より注目されているポイントです。
家探しは時間をかけて慎重に進めましょう。焦って決めるのではなく、複数の物件を比較検討することをおすすめします。不安なことがあれば、不動産会社や住宅メーカーに積極的に質問してください。プロのアドバイスを参考にしながら、理想の住まい探しを進めていきましょう。