高齢の土地所有者が80代・90代の場合、お子様といっても、
20代・30代といった若い世代ではなく、
60代、下手したら70代の場合もあります。
お子様ですら、後期高齢者の域に片足を踏み込みつつある中で、
それでもなお、「先祖代々の土地だから私の代では売らない」という発言に、寂しさを覚えます。
かつてのように、高齢の土地所有者、お子様、お孫様が3世代同居する場合には、
先祖代々繋いできた土地建物を売る必要は全くありませんでした。
下の世代に代々繋いでいく(相続)する必要がありました。
しかし近年、同居するケースは田舎においても多くはなく、お子様、お孫様は別に土地建物を
ご所有されていることが本当に多くなりました。
https://www.fujigaoka-service.co.jp/owner/
ただ、「売る」という判断を高齢の親族だけで下そうとするから、
こうした事態が起こってしまうという側面も大きいでしょう。
子や孫世代も巻き込んで家族で話し合い、
冷静な判断をしようとすることが大切だと思います。
時代背景や価値観も変わってきていますし、
自分の代だけでなく子孫の世代のことも見据えた決断が必要なのです。