不動産売却とは、自分が所有している土地や建物を売却することを指します。不動産の売却には大きく分けて2つのパターンがあります。1つ目は、資金調達のために不要不動産を売却するケース。これは個人でも法人でも行われます。ローン返済の原資不足や事業再生のための資金繰り改善といった目的で行われることが多いでしょう。
2つ目は、不動産投資の売却。投資目的で取得した不動産を所有期間中あるいは取得後に売却し、その差額益を得ることです。個人投資では中古マンションを購入し数年所有した後に売却するケースが多いですね。法人では、用途が限定され再開発が見込める古いビルを買取り、建替えて分譲するという開発目的の投資が主流です。
不動産の売却価格を左右する主な要因としては、その物件の立地条件や建物の新古、周辺環境の良し悪しなどがあげられます。売主としてはできる限り高値で売却したいところ。相場から大きく乖離した高額で売却できるケースもありますが、需要と供給のバランスで価格が形成されることが多いです。
不動産売却の方法としては、不動産会社に媒介を依頼するのが一般的。インターネットを利用した自力売却も珍しくありません。売却方法にもよりますが、売主にとっては広告宣伝や内覧対応などの労力やリスクも生じます。プロに任せるメリットを生かすべきでしょう。
以上、不動産売却の基本的な流れとポイントを紹介しました。売却検討中の不動産をお持ちの方は参考にしていただければと思います。